子どもの問題の扱い方 ※親御さんもぜひ参考に!

子どもの問題・・・不登校、生活上の問題、発達障害、などなどありますが、
これらを悩み来談する親御さん、一緒に来談するお子さん、自分から話すお子さん、
いろんな形式で子どもの問題のカウンセリングを行っています。

とはいえ、
問題を抱えている子ども自身が来談することはマレです。

親御さんの多くは、子どもが悩み苦しむ姿に耐えかね、カウンセリングで子ども苦しみを吐き出し、楽になることを願っています。

でも、
子ども本人がよほど「自分を変えたい」「相談したいことがある」と思わない限り、
子どものカウンセリングは、子ども自身のカタルシス(浄化)にもなりません。
いわゆる「話してスッキリした」とか、「カウンセリングに来てよかった」ということにはならない、のです。

ですから、うちはまず、お子さんを無理につれてくるのではなく、親御さんのみのカウンセリングを勧めています。

そしてカウンセラーとして、私は子どもの問題に積極的に関わらないことにしています。
子どもの問題のかなり多くは

○身体化(発熱、腹痛、朝起きられない、眠れない、など)

○行動化(かんしゃくを起こす、汚い言葉を使う、親の財布からお金を抜く、人をいじめる、など)

として、現れます。
ストレスを溜めていたり、何かしら悩み問題を抱えていても、子どもはそれを言葉にして伝えることが難しいことがあります。
特に大人から「問題」とされていることは。
大人ですらカウンセリングに抵抗を感じる方が多いですよね?
初めて会ったカウンセラーに自分の話をするのは、子どもはとても抵抗があると思います。なにより、子どもは人生経験が少ないわけですしね。

親御さんはもとより、カウンセラーが身体化や行動化に関わりすぎると、
子どもは苦しいときには「身体化」すればいい「行動化」すればいいと(無意識に)学習してしまいます。
例えば、
・熱が出る→心配してもらえる→学校に行かなくて良い
・かんしゃくを起こす→なだめられる(優しくしてもらえる)→親が怒らなくなる

こうなると、子どもの「身体化」や「行動化」は複雑に発展し、子どもが言葉で自分のつらさを語ることはしなくてよくなります。

子どもの健康的な部分に関わりましょう!

一見、問題だらけ?の子どもであっても、
必ず「意外にうまくいっていること」「成長が感じられること」といった「健康的な部分」があります!
例えば、
・学校に行きたがらなくとも、家ではかんしゃくを起こさず、穏やかに過ごしている時間がある
・親と全く会話しないわけではなく、話せる話題はある
とか。
あまり的確な例ではありませんが、子どもの問題(身体化、行動化)に関わるより、こうした子どもの「健康的な部分」に関わり、子どもが真に困っていることを言葉にして話してもらうことを大事にしています。子どもは必ず自分に自信をもち、人を信じ生きていけるようになるからです。

そして親もご自身を信じ、子どものことだけで、その他のことにも気持ちよく対応していようになると思うのです。

子どもは親が(大人が)関わった能力(たとえそれが問題とされていることでも)が伸びる、のです!

家族だけで子どもの問題をどうにかする、時代ではなくなっています。
カウンセリングにニーズがある子どもはもちろんですが、お子さんの困難さをどうにかしてあげたい親御さんにこそカウンセリングをお勧めします。

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