対面でのカウンセリングがほぼできなかったコロナ禍を機に、オンラインカウンセリングは急速にメンタルカウンセリングに導入されるようになりました。当オフィスもコロナ禍にオンラインカウンセリングを導入しました。
導入のメリットは
○来談せずとも、どこからでもカウンセリングを受けられる。(これまで一番遠方の相談者様は東京在住でした。)
○相談者様の手間とお金が省ける。(移動時間と交通費が省ける。)
一方、導入して分かったデメリットは
○カウンセリング中、相談者様が話してくださったことを私はメモします。理由は、大事なことを書いておき次回のカウンセリングに活かすため、また、このメモを一緒にみながら、 相談者様のお話の内容を確実に共有し、カウンセリングを効果的に勧めるためです。でも、メモを取る際、短時間ですが視線を下に落とすため、画面向こうの相談者様が不安になられることがありました。
○相談者様が安心して話せる場所の確保が意外に難しい。ご家族とお住まいの場合、カウンセリングを受けている声が家族に聞こえたりしないか気になったり、自宅以外でオンラインカウンセリングを受けられる場所が見つからなかった。(自営業の方など自宅とは別に仕事場がある場合はそこで受けられる方もいらっしゃいましたが、他人に聞かれたくことをカフェやファミレスなどですることはできません。車の中でカウンセリングを受けられた方もいらっしゃいました。)
最近はオンライン学習、在宅ワークなどが浸透し、通信環境上の問題(使用している機器,例えばPC、スマホ、タブレットや、通信環境により、聞こえが悪い、カウンセリング中に画面がかたまる)は、それほど深刻ではないとしても。。。。。
当オフィスはオンラインカウンセリングに特化してカウンセリングを行っていませんが、人それぞれの価値観が多様化しライフスタイルも個々で全く異なってきましたし、気候変動(大雨、猛暑、など)も鑑みると、今後はオンラインカウンセリングをもっと多用したいと考えています。カウンセリングなどの研修についてはまだ模索していますが。
大学院時代を含めると現在25年くらいカウンセリングにたずさわっている私ですが、オンラインカウンセリングは「話を聴く」というカウンセリングの最も重視しなければならないところに、かなりのエネルギーを要します。対面でのカウンセリングとは比べものにならないほどです。
オンラインカウンセリングは、カウンセラー側もオフィスや店舗を持たなくていいため、手軽にはじめられますから、料金はオフィスや店舗が必要な対面カウンセリングより安価に設定されることが多いようです。が、オンラインカウンセリングほどカウンセラーのスキル次第でその効果が大幅に違うと言わざるを得ません。あくまでも私の意見ですが、コロナ禍からオンラインカウンセリングをスタートし、現在も行っていると、オンラインカウンセリングのデメリットも分かった上で、専門的なカウンセリングを提供することが重要だと痛感しています。
オンラインカウンセリングのお申し込みは
メール(ichikawa@kokoro-care.com)、
LINE(市川カウンセリングオフィス オフィシャルアカウント:@583kgvau)、
お電話(092-852-7327)からどうぞ。